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42万円詐取容疑の22歳女性を不起訴 東京地検が処分

更新日 2026-07-28デートログ編集部

マッチングアプリで知り合った70代の男性に「大学院の入学金が必要」などとうそを告げ、およそ42万円をだまし取った疑いで警視庁に逮捕されていた22歳の女性について、東京地検が7月27日付で不起訴処分としたことが分かりました。恋愛感情を利用した金銭トラブルは後を絶ちません。本件の経緯と、マッチングアプリ利用者が知っておきたい防衛策を、デートログ編集部が整理します。

何が起きたか

今回の件は、マッチングアプリを通じた出会いをきっかけに、恋愛感情につけ込んで金銭を得たとされる事案です。報じられているところによると、22歳の女性は、アプリで知り合った70代の男性に対して恋愛感情を抱かせたうえで、「大学院の入学金が必要」などとうその理由を告げ、およそ42万円を受け取ったとされています。この疑いで女性は警視庁に逮捕されていました。相手が70代という高齢層であった点、そして「進学のための費用」という一見もっともらしい名目が使われていた点が、事案の特徴として浮かび上がります。

その後の展開として、東京地検は7月27日付でこの女性を不起訴処分としたことが伝えられています。地検は不起訴とした理由について、次のように説明しているとされています。

犯行時や犯行後の状況も含めた関係証拠の内容を踏まえ、不起訴処分とした

不起訴という処分は、検察官が刑事裁判を求めない(起訴しない)と判断したことを意味します。もっとも、報じられた範囲では不起訴の具体的な種別(嫌疑が不十分だったのか、事情を考慮して起訴を見送ったのか、といった区分)までは明らかにされていません。逮捕された事実と、その後に不起訴となった事実は分けて受け止める必要があると考えられます。逮捕は捜査上の身柄確保にすぎず、それだけで有罪が確定するわけではありません。一連の経緯は、恋愛感情が絡む金銭のやり取りが、当事者間では「善意の貸し借り」なのか「だまし取った詐取」なのか、外形からは判断が難しいという構造的な問題を改めて示していると言えるでしょう。今回のように高齢の利用者が相手方となるケースでは、そもそも被害を訴え出るかどうか自体にためらいが生じやすく、表面化しにくい側面もあると考えられます。

マッチングアプリ利用者への影響

本件から、マッチングアプリの利用者が学べる教訓は少なくありません。まず押さえておきたいのは、恋愛感情を装って金銭を引き出そうとする手口が、年齢や性別を問わず存在するという事実です。今回は22歳の女性から70代の男性へという構図でしたが、逆のパターンも当然にあり得ます。「若い相手が高齢者をだます」「見た目の良い相手が困窮を装う」といった固定観念にとらわれず、誰もが加害・被害の双方に巻き込まれうると考えておくのが安全です。

実務的な防衛策として、編集部がとくに重視したいのは「金銭の話が出た時点で一度立ち止まる」という原則です。入学金・治療費・投資・急な借金の肩代わりなど、名目がどれほど切実でも、まだ実際に会って信頼関係を築けていない相手にお金を渡すのは避けるべきだと考えられます。とりわけ「今すぐ必要」「あなたにしか頼めない」と急かす言葉は、冷静な判断を奪うための常套句である可能性が高いといえます。送金や電子マネーの購入を求められた場合は、その場で応じず、家族や信頼できる友人に相談する時間を必ず確保しましょう。

また、やり取りの記録を残しておくことも重要です。メッセージの履歴、送金の記録、相手のプロフィール情報などを保存しておけば、万一トラブルになった際に事実関係を説明する助けになります。少しでも不審に感じたら、アプリ運営への通報機能を使うことも有効です。多くのサービスでは、金銭要求を行うアカウントの通報窓口を設けています。高齢の家族がマッチングアプリを利用している場合には、周囲がさりげなく交際の様子を気にかけ、「お金の相談をされていないか」を折に触れて確認する体制も、被害の早期発見につながると考えられます。孤独感や好意につけ込まれやすいのは、決して特別な人だけではありません。誰にでも起こりうる前提で、日頃から情報を家族と共有しておくことが、最も現実的な自衛策になるはずです。

編集部の見方

今回の不起訴処分について、デートログ編集部は「逮捕=有罪ではない」という刑事手続の基本を、利用者にも改めて意識してほしいと考えています。マッチングアプリ絡みの事件は見出しのインパクトが大きく、逮捕の段階でセンセーショナルに受け止められがちです。しかし、その後の処分でどう判断されたかまで追わなければ、事案の全体像はつかめません。恋愛感情が介在する金銭のやり取りは、贈与・貸与・詐取の境界が曖昧になりやすく、証拠の評価も難しい領域です。だからこそ、私たちは断定的なレッテル貼りを避け、事実の推移を冷静に見守る姿勢が大切だと考えます。

同時に、この一件はマッチングアプリという出会いの場が抱えるリスクを可視化したものでもあります。編集部としては、アプリそのものを危険視するのではなく、「感情と金銭を切り離して付き合う」という基本ルールを一人ひとりが身につけることが、健全な利用文化を育てる近道だと捉えています。相手を信じる気持ちは尊いものですが、その信頼と金銭の授受は別問題です。困っている相手を助けたいと思ったときこそ、いったん立ち止まり、第三者に相談する習慣を持ってほしいと願います。今後、同種のトラブルを防ぐには、利用者の啓発と運営各社の監視体制の双方が欠かせません。編集部としても、続報や制度面の動きを引き続き追っていきます。

詳しくは出典: Yahoo!ニュース(配信)の記事をご確認ください。

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