不倫の出会い、最多は「職場」―2位にマッチングアプリ・SNS
ある法律事務所が、過去1年間に寄せられた不倫・男女問題の相談記録を分析した結果を公表しました。それによると、不倫相手と出会った場所は「職場・仕事関係」が最も多く、2番手に「マッチングアプリ・SNS」などインターネット上の出会いが続いたとされています。身近な職場だけでなく、オンラインの接点が不倫のきっかけになりつつある実態が浮かび上がっています。デートログ編集部が、この結果の中身とマッチングアプリ利用者への意味を整理します。
何が起きたか
ある法律事務所が、過去1年間に自事務所へ寄せられた不倫・男女問題に関する法律相談の記録を分類・分析し、その結果を公表しました。統計になりにくい「不倫はどこで始まるのか」という実態を、個人が特定されない形で明らかにすることを狙ったものだと説明されています。相談内容という実際の生の記録をベースにしている点が、一般的なアンケート調査とは異なる特徴だと言えます。
公表内容によると、不倫相手と出会った場所として最も多かったのは「職場・仕事関係」で、次いで「マッチングアプリ・SNSなどインターネット上の出会い」が続いたとされています。依然として職場が最多である一方、オンライン上の接点が2番目に多い入口となっており、身近な場だけでなくネット経由の出会いも無視できない存在になっていることがうかがえる、という整理です。
さらに最多の「職場」の内訳を見ると、その中身は同僚同士に限らないと報じられています。上司と部下、取引先、さらには“かつての同僚”との再会など、仕事を通じた人間関係の広がりが背景にあるとされ、「職場の不倫」と一口に言っても関係の幅が広いことが示されました。長い時間を共有し、共通の目的や利害を持つ職場という環境は、心理的な距離が縮まりやすい場だと考えられます。役割や立場を超えた接点が多い分、きっかけも多様になりやすいのでしょう。
2番手のインターネット系の中身についても言及があり、最も多かったのはマッチングアプリで、次いでSNS、出会い系サイトが続いたとされています。既婚者同士の出会いを前提としたアプリを通じたケースもみられたと報じられており、オンラインの出会いが不倫の入口の一つとして定着しつつある様子が示されました。代表弁護士のコメントとして、出会いの入口が多様化しているとの見方も紹介されています。あくまで一つの法律事務所に寄せられた相談記録の分析であり、社会全体の割合をそのまま示すものではない点には留意が必要ですが、現場感覚に近いデータとして参考になる内容です。
マッチングアプリ利用者への影響
今回の分析で、マッチングアプリやSNSが不倫の出会いの場として職場に次ぐ2番手に挙げられたことは、まじめに出会いを探しているアプリ利用者にとっても他人事ではありません。健全に相手を探している人がほとんどである一方で、既婚を隠して登録している利用者が一定数存在しうるという現実を、あらためて意識しておく必要があると考えられます。相手のプロフィールや言葉をそのまま信じるだけでは、意図せずトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
特に注意したいのは、既婚者との交際は「だまされた側」であっても無関係ではいられない場合があるという点です。相手に配偶者がいると知りながら、あるいは容易に知り得た状況で関係を続けた場合、慰謝料請求の対象になりうるのが一般的な理解です。逆に、独身と偽られていた事実を客観的に示せるやり取りが残っていれば、自分を守る材料になります。編集部としては、メッセージのやり取りをむやみに消さず、重要な会話は残しておくことをおすすめします。
実務的なチェックポイントとしては、いくつかの兆候に敏感になることが有効だと考えられます。会える時間帯が平日夜や昼に極端に偏る、休日や連休はほぼ連絡が取れない、自宅や生活圏を頑なに明かさない、電話やビデオ通話を避ける、といったパターンは、生活の一部を隠している可能性を示すサインになりえます。もちろん仕事や事情による場合も多いため断定はできませんが、違和感が積み重なるときは立ち止まる判断が大切です。
また、既婚者同士の出会いを前提としたサービスの存在にも触れられていましたが、そうしたアプリで築いた関係であっても、法的な責任や家庭内のトラブルが消えるわけではありません。プラットフォームのうたい文句と、実際に生じうる責任は別の問題です。マッチングアプリを安全に使ううえでは、相手が公開している情報と実際の言動に食い違いがないかを冷静に見極め、少しでも不安があれば関係を急がず距離を保つことが、自分の時間と心を守ることにつながると編集部は考えます。
編集部の見方
今回の分析結果を編集部として受け止めると、注目すべきは「職場が依然として最多」という点と「ネット系が確かな2番手として定着しつつある」という二つの流れが同時に示されたことです。オンラインの出会いが広がったからといって、リアルな人間関係の場が消えたわけではありません。むしろ、職場という長時間・近距離の関係と、アプリやSNSという広く浅くつながれる関係が、それぞれ別のかたちで出会いの入口を提供している構図が見えてきます。
マッチングアプリはもともと、忙しい人や生活圏の狭い人にとって新しい出会いを可能にする前向きなツールです。だからこそ、その利便性が不倫の入口として使われる側面も併せ持つのは避けがたい現実だと考えられます。重要なのはツールを過度に敵視することではなく、使う側がリテラシーを持つことです。相手の状況を確認する、違和感を放置しない、記録を残す。こうした基本の積み重ねが、健全な出会いと望まないトラブルを分ける分岐点になります。
代表弁護士のコメントでは、トラブルに発展した際の心構えとして次のように述べられていました。
感情的に動く前にまず事実関係を整理することが大切です。
これは不倫問題に限らず、アプリで出会った相手との金銭や交際上のもめ事全般に通じる姿勢だと編集部は考えます。動揺したまま相手を問い詰めたり、感情的なメッセージを送ったりする前に、まず何が起きたのかを時系列で整理し、必要であれば早い段階で専門家に相談する。この順序を守るだけで、選べる選択肢は大きく変わってきます。
出会いの入口が多様化した今こそ、一つひとつの出会いに丁寧に向き合う姿勢が、利用者自身を守る最大の備えになるでしょう。デートログ編集部としては、便利さの裏にあるリスクも見据えたうえで、アプリと上手に付き合っていくことをおすすめします。
詳しくは出典: ニコニコニュースの記事をご確認ください。